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【ハーブを使ったカクテル】ミントの爽快感が夏にピッタリ!「モヒート」

2016/06/16

キューバ発祥のカクテル「モヒート」

モヒートとは、ミントとライムを使ったラムベースのカクテルで、炭酸水、砂糖、クラッシュドアイスを加えるのが一般的。スッキリとした香りと味わいに砂糖の甘さで口当たりもよく、また、見た目もオシャレなので、日本でもここ数年で一気に夏の人気カクテルへと昇格しました。

そんなモヒートの発祥の地はキューバのハバナ。「ハバナクラブ」という銘柄もあるように、有名なラム酒の原産地でもあります。「モヒート」の語源はスペイン語の「mojar(モハール、濡らす)」に由来されるとし、キューバ料理に使われるライムベースのソース「mojo(モホ)」を入れたカクテルとして「mojito(モヒート)」という名前になったという説もあります。

モヒートに使われるミントは「Hierva buena(イエルバ・ブエナ)」と呼ばれるもので、直訳すると「良いハーブ」。スペインではスペアミントを指し、ヨーロッパ、そして日本でも、一般的にスペアミントが使われると言われています。しかし、本場キューバでイエルバ・ブエナといえば、スペアミントとは別物のミントに似たような香りを持つハーブなのだとか。イエルバ・ブエナという名前から混同されたこと、また、なかなか手に入りにくいこともあり、モヒートにはスペアミントが使われるようになったようです。

特産のサトウキビから生まれたラム酒

キューバの伝統的カクテル「モヒート」。その歴史は16世紀、イギリスの海賊フランシス・ドレイクが、モヒートの前身となる飲み物をキューバの人々へ伝えたことから始まったとのこと。彼の名前にちなんで「El Draque (エル・ドラケ)」と呼ばれていたこのカクテルは、キューバ特産のサトウキビを発酵させたものにミント、ライム、砂糖を混ぜたものだったとか。

19世紀に入ると、蒸留機の導入によりラム酒の前身「aguardiente(アグアルディエンテ)」が生まれ、19世紀の後半には、熟成の技術が発達したことでさらに品質が向上したと言われています。こうして、洗練されたラム酒ができるようになり、宮廷と帝国のエリートたちを満足させる「Ron Superior(ロン・スペリオール、最上級のラム酒)」として知られるほどになったといいます。

ヘミングウェイが愛したカクテル「モヒート」

そして、モヒートを語る上で忘れてはならないのが、20世紀を代表するアメリカの文豪アーネスト・ヘミングウェイです。究極のカクテルを求めてハバナの地を訪れたヘミングウェイは、人生の後半20年以上をキューバで過ごしたといい、彼が愛したカクテルの一つがモヒートなのです。

モヒートを出す店として有名なハバナ旧市街の「La Bodeguita del Medio(ラ・ボデギータ・デル・メディオ)」は、ヘミングウェイが足繁く通ったバルとして知られており、「わがモヒートはボデギータにて」という言葉を残したと言われています。ぜひ、夏の海辺でモヒートを片手に、ヘミングウェイの小説に興じてみては?ただし、モヒートは口当たりが良いので、うっかり飲み過ぎないように気をつけましょう。