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【スパイスの魅力】全て使える万能スパイス!「フェンネル」

2017/04/20

フェンネルは地中海沿岸を原産とするセリ科ウイキョウ属の多年草植物で、和名は「ウイキョウ(茴香)」、または「ショウウイキョウ(小茴香)」。通常ハーブやスパイスとして使われるのは「スウィートフェンネル」という品種ですが、イタリア料理では「フローレンスフェンネル」という品種の株元が肥大した白い茎の部分が利用され、こちらは「フィノッキオ(Finocchio)」と呼ばれます。

全体に黄緑色をしており、葉は鮮やかな緑色で先端が繊細に裂けた羽根状をしています。「フェンネル(Fennel)」の名前は、その黄緑色の茎が枯れているように見えたことから、ラテン語の「フェヌム(Foenum=枯れ草)に由来していると言われています。

アニスに似た独特な甘い香りが特徴で、この甘い芳香は主成分のアネトールによるものとのこと。また、「フェンネルシード」と呼ばれる種子(果実)の部分は、甘い香りに加えて苦味があるのが特徴。5~8mm×2~2.5mmの長い円柱状のものが2個向かい合った楕円形をしており、外観は稲のもみによく似ています。

正反対の言い伝えを持つ世界最古のスパイス

フェンネルは、古代エジプト、ギリシャ、ローマで既に栽培されていたと言われ、歴史上最古のスパイスの一つとされています。ヨーロッパでは古くから親しまれてきたハーブで、「フェンネルを見かけて摘まない者は悪魔だ」という言葉も残されているとか。

中世では呪術にも用いられたとも言われ、魔法使いが妖怪を呼び出すために愛用したことから、「フェンネルの種を播く者は、悲しみを播く者」という、先ほどとは正反対の言い伝えもあると言われています。

全ての部分をあらゆる料理に!

魚の臭み消しに効果的なフェンネルは、ヨーロッパでは「魚のハーブ」と呼ばれ、葉、茎、種子に至るまで、様々な魚料理に使われます。その他、ピクルスの風味づけ、葉・茎はシチューや肉料理の香味野菜としても利用されます。フィノッキオと呼ばれる肥大した白い茎の部分は、サラダ、スープ、クリーム煮など、野菜同様の使い方がされます。また、黄色く可憐な花の部分もサラダに使えます。

フェンネルシードはその食感を活かしてパンや焼菓子に使われ、さらには、中国のミックススパイス「五香粉」やインドのカレー粉の原料にも使われます。インドでは、食後の口直しにフェンネルシードをそのまま噛む習慣もあるようです。

料理の他に、ハーブティーとしても楽しむことができ、こちらは甘さとスパイシーさが特徴のエキゾチックな風味が魅力です。そのまま飲むのはもちろん、カモミールなど他のハーブとブレンドするのもおすすめです。

他のハーブ同様、ビタミン、ミネラル、フラボノイド等、豊富な栄養素を含むフェンネル。ぜひ、活用してみて下さい!