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【スパイスの魅力】スパイスの王様「コショウ」

2015/12/09

そのルーツはインドに

コショウは、コショウ科コショウ属のつる性植物で、その果実が香辛料として利用されます。
インド南西部のマラバル地方が原産地で、インドの他にマレーシア・インドネシア・ブラジル・ベトナムなどが主な生産地です。
強い辛味とさわやかな香りが特徴で、肉の臭み消しや料理の風味付けをはじめ、世界中で幅広い用途に使われています。
ピンクペッパーグリーンペッパーといった種類もありますが、黒コショウ(ブラックペッパー)白コショウ(ホワイトペッパー)の2種類が特に有名です。
色によって製法は異なりますが、いずれも同じ植物から採れる原材料を使用します。

ところで、原産地であるインドがコショウの呼び名にも大きく関わっていたってご存知ですか?
コショウの英語名である「ペッパー」は、サンスクリット(インドの公用語のひとつ)で長胡椒を意味する「ピッパリー」という言葉に由来しているんです。

給料にも使われた?コショウの歴史

インドでは、紀元前500年代にはすでにコショウが栽培がされていたといわれています。
ローマ帝国では貨幣のひとつとして使われていました。
大航海時代を経た後も、ヨーロッパにおいてコショウは貴重品だったようです。
スパイスは一種のステイタスシンボルとして中世の支配者層にも広まり、王侯貴族が料理にスパイスをふる一方、一般庶民はニンニクやハーブ類を代わりに使いました。

古代のように中世ヨーロッパでも、コショウが貨幣代わりになった事例が残っていますが、特にドイツでは、「役人の給料として支給する」「税金や罰金の代わりに納める」といったケースが見られます。
「コショウが給料なんて信じられない」と言われる方もおられるかもしれませんが、「塩を給料として支給していた古代ローマ」「米をお金代わりに使ったかつての日本」といった例もあるので、そう考えれば案外納得がいくかもしれません。

日本では、聖武天皇の遺物が納められた「正倉院御物」からコショウが見つかっており、少なくとも西暦749年以前にはコショウが伝わったと考えられています。

ラーメンにチャーハン、野菜炒めにと普段何気なく使っているコショウですが、そこには深い歴史やドラマもあるのです。
コショウを振りかけながら、遠い異国の地に思いを馳せるのも良いかもしれませんね。