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クリスマスにピッタリ 聖母マリアが由来のローズマリー

2016/01/15 スパイスの魅力

ローズマリーってどんなスパイス?

爽やかでスッキリとした独特の香りを持ち、肉料理などの臭み消しによく用いられる「ローズマリー」。
また聖母マリアとイエス・キリストとの深い関わりがあるために、古くから世界中で愛されてきた植物でもあります。聖母マリア、イエス・キリスト、そしてローズマリー。この三者には一体、どのようなエピソードが隠されているのでしょうか。

ローズマリーは海の雫?それともマリアのバラ?

ローズマリーは、そもそも地中海沿岸地方に自生する植物です。その様子からラテン語の「ros(露)」「marinus(海)」を組み合わせた「Rosmarinus(ローズマリナス)=海の雫」という言葉が出来上がり、現在の名前になりました。ただ、名前の由来はある伝説からきたとする俗説も存在します。
―軍隊に追われる身となった聖母マリアは、幼いイエス・キリストと共に白い花が咲き誇る木の元へ辿り着き、その上に自らが羽織っていた青いマントをかぶせて隠れる。すると、みるみるうちに白い花が青色に変化していった。以降、その白い花は聖母マリアを象徴するバラと重ねて、「ローズマリー(マリアのバラ)」と呼ばれるようになった。
以上のエピソードは、キリスト教信者のなかでは有名な話です。

不変の愛と忠誠のシンボル お祝い事にはローズマリーを

キリスト教の信者が多い欧米では、聖母マリアとイエス・キリストのエピソードにちなみ、ローズマリーのことを「不変の愛と忠誠のシンボル」として長年お祝い事で活用してきました。イエス・キリストの誕生日であるクリスマスに、ローズマリーで作られたクリスマスリースが使われているのがそのもっともな例です。
クリスマスをはじめ、冬に迎える誕生日や結婚記念日などのイベントにはローズマリーが活躍してくれます。臭みの強い肉や青魚に使用するのはもちろん、食卓を彩るワンポイントにぜひ用いてみてはいかがでしょうか。