
常備野菜の代表格といえば、ジャガイモ・ニンジン・そして玉ネギ。
その中でも、今の時期、お店にみずみずしく並ぶジャガイモは「素朴さ」が魅力です。
肉じゃがやカレーなどの家庭料理に安定感を出してくれる、そんなジャガイモに、今!密かに注目が集まっています。
でも……料理の主役にするとなると、
華がないし……なんだか野暮ったい……
特別感に欠けて……ワクワクしない……
と、その安定感ゆえに、どうしても「身近な節約食材」という脇役感が否めません。
でも、物価高騰が続く中で、安価で保存がきき、食物繊維やビタミンが豊富なジャガイモは「タイパもコスパも良い栄養源」として、とっても見直されている食材なんです!
ジャガイモは色も白く、その淡白な味わいゆえに、スパイスの個性を最大限に引き出してくれる最高の素材です。
収穫後にすぐに出荷される新ジャガは、皮が薄くて柔らかく、そのまま素揚げしたりローストに使っても美味しいですよね。通常のジャガイモよりも水分が多く、しっとりと滑らかな食感なので、ガレットやオイル煮(コンフィ)にも合います。
そんなジャガイモ料理にスパイスを加えて、気軽な定番食材をハッとするような「こだわりのメニュー」にしてみませんか?
今回のレッスンは、定番食材「ジャガイモ」をスパイスで演出して、ちょっとだけ「ワクワクできる料理」にする方法です。

2025年あたりから日本でも専門店の上陸が続き、自家製マヨネーズやスパイスを効かせたオリジナルディップで楽しむスタイルが人気の「フリッツ」は、ベルギーやオランダ発祥の二度揚げした厚切りポテトです。
外はカリカリ、中はふわふわ……食感と食べ応えが抜群のジャガイモ料理です。とはいえ……自宅で「二度揚げ」してまでご馳走に仕立てるのは、正直なところハードルが高いですよね。
そこで今回は、「揚げる」手間をかけずに、フリッツのようなカリ・ふわ食感を楽しめるスウェーデン発祥の「ハッセルバックポテト」をご紹介します。
蛇腹状に切り込みを入れて焼くだけで、表面の端はカリカリとクリスピーに、内側は蒸し焼き状態でホクホクに。その隙間にスパイスがジュワッと染み込んだ味わいは、地味だと思っていたジャガイモの、圧倒的な安定感と底力を再発見させてくれるはずです!
お好みでスパイスを使い分ければ、フリッツに負けないバリエーションを楽しめる一品になります。
市販のハーブミックスや、ガラムマサラ、ケイジャンミックスなど、なんでも合いますが、今回はエジプト発祥のエキゾチックなブレンド「デュカ」をトッピングすることで香ばしさと歯応えがアップするアレンジをご紹介します。
材料をすべて混ぜ合わせ、工程⑤の段階でジャガイモの上にトッピングして焼き上げます。ホールのスパイスを使う場合は、粗めに挽くとより香りが引き立ちます。


ハッセルバックポテトは華やかさと特別感がありますが、時間にゆとりがない日は、新ジャガそのものの素朴な力強さをハーブの香りで引き立てる、手軽な「ジャガイモのオイル煮」がオススメです。
切って、入れて、煮込むだけなのに、シンプルに美味しくて、心に響きます。
味の決め手はイタリアンパセリ。それ以外は身近な5つの基本材料だけで作れる気軽さが魅力のイタリア料理です。

面倒でも、自分のために作るいつもの食事に、ほんの少しの手間をかけて、日々の忙しい毎日の中に小さな「ワクワク」を作ってみましょう!
「自分を大切に扱う」という小さな積み重ねは、身体だけでなく心の栄養素となって、自分を愛おしむ気持ちを育ててくれます。こうした自分から自分に注がれる愛情が、今よりずっと楽しい毎日を運んできてくれるはず……
何気ない毎日がスパイスの香りと共に、心も満たすご馳走の時間になりますように!
ブレンドスパイス研究所|スパイス調合家
植物の種や葉、果実、蕾……
乾燥させたスパイスを調合していると、知らない国や、そこに暮らす人々の日常が、香りにのって私のもとに運ばれてきます。
異国と私を繋ぐ「特別なアイテム」であり、自身をメンテナンスする「癒しのアイテム」でもあるスパイス。
その魅力を通して皆さんと繋がり、新しい何かにワクワクするきっかけをお届けしたい...そんな思いを込めて、スパイスセミナーをはじめ、様々な活動をしています。あなたの暮らしにスパイスを
ブレンドスパイスで楽しく!美味しく!健やかに!