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スパイス・ハーブと星たちのロマンチックな関係

2017/09/21 スパイスと逸話

これまでのお話でもたびたび触れてきたように、スパイス・ハーブは遥か昔の古代から使われ親しまれてきた歴史を持ちます。

現代では主に料理における調味料、ハーブティーといった食用に、あるいはその香りでリラックスする、という使い方がされるスパイス・ハーブですが、昔の人々は事件や事故、病気などから身を守るための魔除けや癒しを目的に使っていたといいます。

また、昔の人々は天のシステム、つまり天体があらゆる出来事に影響を与えていると強く信じていたとも言われ、スパイス・ハーブも同様に天体との強い関係性があると考えられていたようです。今回は、そんな星にまつわるスパイス・ハーブのお話をしたいと思います。

学説や思想に発展

ハーブと天体の関係性という点でまず言えるのが、昔の人々はハーブの栽培もそのシステムにのっとって行なっていたということ。例えば、種まきと植え付けは満月の間にし、収穫は夜間にすると効果が高まると強く信じられていたようです。

また、古代ギリシャの医学者ヒポクラテスは、ハーブの研究にも熱心に取り組んでいたそうで、彼はあらゆるハーブを「熱・冷・乾・湿」という基本的性質に分類し、そのバランスを保つことの重要性を説いたといいます。後に、彼の学説は弟子たちや様々な研究者に受け継がれ、中世ヨーロッパには、この「熱・冷・乾・湿」の基本的性質と天体を結びつけた思想が生まれたとされています。

例えば、水星は「冷・乾」、火星は「熱・乾」、月は「冷・湿」、と分類され、ハーブにもそれぞれに支配星と呼ばれる強い影響力を持つ天体があり、それらはハーブの効果や性質、色、形、花の咲く時期、収穫時期など、あらゆる観点で考慮し決められていたと言われています。

スパイス・ハーブの支配星って?

では、スパイス・ハーブはそれぞれどのような支配星に属しているのでしょうか?

まずは、生まれもって持つ自己に影響を与える「太陽」に属するスパイス・ハーブ。このグループにはカモミール、ローズマリー、マリーゴールド、ローレル、シナモンなどがあります。「太陽」と対をなす、無意識の部分や内面、感受性に影響を与える「月」にはレモンバームが属します。

愛や美、芸術的な感性に影響を与え、女性的な性質を持つ「金星」には、ミント、エルダー、タイム、ローズヒップ、ハイビスカス、カルダモン、逆に実行や行動といった男性的性質を持ち、激しいエネルギーを発する「火星」に属するのは、ネトル、ジンジャー、ブラックペパーなど。

知性や才能、コミュニケーションを司る「水星」に属するのは、ラベンダー、レモングラス、フェンネル、マジョラム、ディルなど。寛容さや豊かさ、幸福、発展に関連する「木星」には、セージ、オレガノ、バジル、クローブ、現実的、且つ忍耐や努力を表す「土星」にはユーカリ、といった具合に分類されるようです。

これらの分類には諸説あるようですが、スパイスやハーブを天体と結びつけて考えていた昔の人々、なんだかロマンチックですよね。