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世界のコーヒー文化を取り入れてスパイスコーヒーを楽しもう!

2021/11/22 スパイスの魅力

日本にはコーヒーにスパイスを入れる習慣がないので、コーヒーにスパイス?と思われる方も多いかもしれませんが、実は、世界に目を向けるとコーヒーにスパイスを入れて飲むことがポピュラーな国や地域もあります。そこで今回は、それらの国や地域で飲まれているスパイスコーヒーを参考に、コーヒーに合うスパイスを探っていきたいと思います。

スパイス天国にスパイスコーヒーあり

では、世界のどんな国や地域でどんなスパイスコーヒーが飲まれているのか、さっそく見ていきましょう。

コーヒーにスパイスを入れる習慣がある国としてまずあげられるのがモロッコです。フランス語で「スパイスのコーヒー」を意味する「カフェ・デ・ゼピス(Cafe des epices)」と呼ばれるモロッコのコーヒーは、ブラックペッパーとナツメグをメインに様々なスパイスを加えた刺激的な香りが特徴です。また、エキゾチックな香りでありながら味わいはスッキリしているというユニークなコーヒーでもあります。

スパイス天国とも言えるモロッコにはスパイスのお店がそこらじゅうにあり、そこでコーヒー豆も一緒に取り扱っているとのこと。もちろん、コーヒー豆だけを買うこともできますが、スパイスも一緒に調合してもらってその場で一緒に挽いてもらったものを購入することもできるそうです。スパイスの内容はブラックペッパー、ナツメグの他、ジンジャー、シナモン、カルダモン、クローブなど、地域や家庭によってスパイスの種類や量は異なり、スパイス店によってもブレンドするスパイスや量が異なるとのこと。

ちなみに、モロッコといえばコーヒーよりも砂糖たっぷりのミントティーの方が認知度が高いのですが、それもそのはずで、実はモロッコのカフェではスパイスコーヒーはほとんど提供されないのだとか。あくまでも家庭で楽しむドリンクとされているようです。

同じくスパイス天国であるインドでは、マサラチャイならぬ「マサラコーヒー」と呼ばれるスパイスコーヒーが飲まれています。シナモンやナツメグ、クローブなど、マサラチャイと同じスパイスが使用され、砂糖とミルクをたっぷりと加えた、いわばインド風カフェオレといったスタイルのコーヒーです。甘くてまろやかでありながら、スパイスでひねりを効かせた風味が楽しめます。

一方、トルコやサウジアラビアなどの中東では、コーヒーにカルダモンを入れる文化があります。清涼感があり上品な甘い香りが特徴のカルダモンは、後味がスッキリしているので暑い国で重宝されるそうで、特に食後に飲むコーヒーとして好まれているそうです。イブリックと呼ばれる取手のついた小さな鍋を使い、沸騰したお湯でコーヒーの粉を十分に煮詰め、カップに注いでコーヒーの上澄みだけを飲むというスタイルで、砂糖は入れずにカルダモンを入れるのが一般的とのこと。ちなみに、歴史的背景から「トルココーヒー」「アラブコーヒー」と両者名称を譲らないようですが、実際は、いずれもほぼ一緒のスタイルのコーヒーなのだそう。

ところ変わって中南米のメキシコ。こちらで飲まれているスパイスコーヒーは「カフェ・デ・オージャ(Café de Olla)」。スペイン語で「鍋のコーヒー」を意味し、土鍋でコーヒーとスパイスを煮出して作るスタイルです。使われるスパイスはシナモン、クローブ、アニスの3種類、最小限に精製した黒糖を加えます。メキシコで古くから親しまれているコーヒーで、土鍋と同素材のカップに注いで飲むのが伝統とのこと。

以上、代表的なスパイスコーヒーを紹介してきましたが、料理にスパイスをよく使う国や地域では、コーヒーにスパイスを入れるのもごく自然なことなのかもしれません。

特徴を知って自分好みのスパイスコーヒーにアレンジ!

ではここで、上記でご紹介したコーヒーに使われているスパイスのおさらいをしていきましょう。まず、よく使われているスパイスとしてあげられるのがシナモン。甘くて上品な香りが特徴のシナモンは、濃厚な味わいのコーヒーに仕上がるので、特にマサラコーヒーのような砂糖とミルクがたっぷり入ったカフェオレにピッタリです。ちなみに、コーヒーには香りが飛びにくいスティックタイプのシナモンがおすすめです。

ナツメグやクローブもよく使われているスパイスで、こちらは香りの高さを楽しみたい方におすすめ。ナツメグは華やかな甘い香りとコショウのような風味が特徴、クローブはナツメグに似た甘さがありながら落ち着いた上品な香りが楽しめます。ただし、いずれも存在感があるスパイスなので入れる量には注意が必要です。少量ずつ加えるか、他のスパイスとブレンドするといいでしょう。シナモンとブレンドしたマサラコーヒーや、カフェ・デ・ゼピスのようにブラックペッパーなどとブレンドしてエキゾチックな香りのコーヒーを楽しみましょう。

トルコやアラブのコーヒーによく使われるカルダモンは、「スパイスの女王」と呼ばれるように、上品な香りの高さが魅力です。清涼感とほのかに感じられる甘みが特徴で、スッキリしたい時のコーヒーにおすすめです。スパイシーな香りと味わいを楽しめるジンジャーもスパイスコーヒーによく使われています。ジンジャーを加えると体が温まるので、寒い冬のコーヒーにピッタリで、蜂蜜を加えるとさらに美味しくなります。

その他にも、コーヒーに合うスパイスはまだまだあります。例えば、タイムはほんの少量加えると、バランスの良いコクとまろやかさが加わり、爽やかな風味が楽しめます。また、クミンをコーヒーに数粒加えるとほんのりスパイシーで香ばしい香りが楽しめます。

スパイスティーに対して、まだまだ認知度は高くないスパイスコーヒーですが、スパイスを加えると香りの相乗効果でいつものコーヒーに奥行きと表情をプラスしてくれます。ぜひ、自分好みにアレンジしてスパイスコーヒーを試してみてください!