2021/12/16 スパイスの魅力
オシャレな朝食のイメージで近年人気のグラノーラ。まずはグラノーラについて少しお話ししたいと思います。
グラノーラ(Granola)とは、シリアル食品の一種で、オートミールや麦、玄米、とうもろこしといった穀物を加工したものに、ナッツ類やココナッツなどを砂糖や蜂蜜といった甘味料と植物油で混ぜ、オーブンで焼いたものをいいます。また、ここにドライフルーツなどが混ぜられたりもします。
グラノーラは主に、もみ殻を脱穀しただけの穀物が使われており、特にオートミールは食物繊維を多く含んでいます。また、グラノーラにはビタミンやミネラル、ポリフェノールといった栄養素を含むドライフルーツやナッツ類が入っていることが多く、そのため健康的なイメージがあります。
このようなことから、オシャレなだけではなく健康志向も手伝ってグラノーラの認知度は高まりを見せており、実際、様々な食品メーカーからあらゆる種類のグラノーラが市販されています。中には、スーパーフードと言われるキヌア入りのものやオーガニック素材で作られたものなど、こだわりのある商品も流通しています。
ただし、市販の商品には砂糖をはじめとする甘味料が多く添加されているものもあり、実際には糖質やカロリーはそれほど低くないという話もありますので、商品の成分を確認したり、食べ過ぎにも注意した方が良さそうです。
冒頭でもお話ししたように、海外ではスパイス入りのグラノーラも多く出回っています。日本ではあまり見かけないスパイス入りグラノーラ、実際どんなスパイスがグラノーラと相性が良いのでしょう。というわけで、さっそくグラノーラに合うスパイスを見ていきましょう。
グラノーラに合うスパイスとしては、シナモン、カルダモン、ジンジャー、ナツメグなど。特に、シナモンとカルダモンは海外のグラノーラ商品によく使われているスパイスです。
お菓子作りにも活躍する甘い香りのシナモンは、イチジクやバナナといった濃厚な味のフルーツが入ったグラノーラと良く合います。同様に深く甘い香りを持つナツメグもこれらのフルーツが入ったグラノーラと相性が良いそうです。一方、爽やかな香りを持つカルダモンは、オレンジやベリー類など酸味のあるフルーツを使ったグラノーラと好相性とされています。
その他、ジンジャー、クローブ、ペッパーなどをプラスすれば、ピリッとスパイシーなグラノーラに。ここにホットミルクを加えると、冬にピッタリなグラノーラが楽しめます。
手軽で便利な市販のグラノーラですが、砂糖の量が気になる、ナッツ類やドライフルーツの量が物足りないなど、なかなか好みのものに巡り会えないこともあるかもしれません。そんな時、自分好みで具材を調合し、甘さを調整することができる自家製グラノーラがおすすめです。また、自家製であれば、日本の市販品にはないスパイス入りグラノーラにもチャレンジできます。もちろん、市販のグラノーラにスパイスをかけても美味しいのですが、具材と一緒に混ぜて焼き上げると香り高いグラノーラに仕上がるので断然おすすめです。
作り方はいたって簡単。まず、オートミールなどの穀物に、植物オイルと砂糖や蜂蜜といった甘味料を加えます。砂糖を加えるなら黒糖など精製されていないものを選ぶのがポイント、香り高く仕上がるメープルシロップもおすすめです。そこにお好みでナッツ類とスパイスをプラスし、全体をよく混ぜ合わせます。
混ぜ合わせたら、オーブンシートを敷いた天板に平たくのせて、150〜160℃で予熱したオーブンに入れ、25〜30分ほど焼きます。途中15分くらい経ったら一度取り出して全体をざっと混ぜるのがポイントで、こうすることで全体をまんべんなくローストできます。また、ココナッツを入れるなら、このタイミングで入れると焦げずにちょうど良くこんがりします。焼き上がったら、もう一度全体をざっと混ぜ、ドライフルーツはこのタイミングで加えて余熱で馴染ませます。そして、そのまま天板のまま冷ませば出来上がりです。
自家製で海外風スパイス入りグラノーラにチャレンジするも良し、市販のグラノーラにスパイスをプラスして味変するも良し。ぜひ、いつものグラノーラにスパイスを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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近年、朝食の定番メニューとして定着しつつあるグラノーラ。手軽に食べられるグラノーラバーも人気ですね。そんなグラノーラ、日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、実は海外のグラノーラにはスパイスが入っているものが結構あったりします。そこで、今回はグラノーラと相性の良いスパイスをご紹介したいと思います。