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SPICE STORY

ミイラにも使われてきた数千年のルーツ

2015/09/09

今でもスパイスは身近な存在ですが、太古の昔から人間はスパイスと関わってきました。
人類が狩猟を中心として生活していた何万年も前から、スパイスは風味付けや防腐剤としての役割としてスパイスを使っていたようです。

今回は世界でも最も古いスパイスの使用例のひとつとして、ミイラとスパイスの関係について紹介していきます。

古代エジプトにおけるミイラの役割

古代エジプトではピラミッドの中にミイラを安置させていました。
死体をミイラとして残していたのは、当時の宗教観から来るものです。

人間は肉体と精神から成り立っていて、その仲立をする精霊がいるとされていました。
死後、精神は冥界に行きますが、肉体が死後そのままの状態を保っている場合、精霊が仲立をして生き返ると考えられていました。

いつ生き返っても良いように、出来るだけ肉体をキレイな状態で保存しようとしていたのです。
これが古代エジプトにおけるミイラづくりの理由です。
古代エジプトでは実に3,000年以上もの時間、ミイラをつくる風習がありました。

ミイラづくりに使用されていたスパイス

古代エジプトにはミイラ職人のような存在の人間がいました。
ミイラ職人に出した金額によってどれだけ丁寧にやるか、どこまでやるかなどが決まったそうです。
ミイラ職人の技術は3,000年もの長きに渡る歳月の中で変化していきましたが、基本的な方法はそれほど変わらなかったと考えられています。

死体を洗い、内臓を取り出し、すべて乾燥させ、元に戻し、崩れないように梱包するという方法です。
これらの工程は70日ほどかけて行われましたが、大半が防腐のための乾燥に費やされました。
このとき防腐剤としてシナモンが使われていたそうです。

ピラミッド建設にもスパイスが活躍していた

ピラミッドといえば「奴隷がつくった」というのが旧来信じられてきた説でした。
ですが近年の研究によって労働者たちの中に家族で住んでいたものや、怪我したものを治療していた痕跡などが見つかったことで、奴隷説は否定されつつあります。

中には「失業対策だった」という以前とはまったく違った方向性の説も出てきているほどです。
しかし、いずれにせよ王家の墓をつくることを前提とする説が有力です。

ピラミッド建設は「炎天下で巨大な石を運ぶ」という体力を使うものであったからか、労働者たちにニンニクが与えられたという記録が残っています。

また、ピラミッドの内部からもニンニクの粘土模型が発見されるなど、スパイスとピラミッドには深い関係がありました。

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