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【スパイスと歴史】マゼランが世界一周で残した功績

2015/10/15 スパイスと歴史

マゼランといえば人類史上初の世界一周を成し遂げた人物として非常に有名ですが、実は彼はスパイスの歴史とも大きな関わりを持っています。
そこで今回はマゼランが世界一周を目指した目的や、スパイスとの関係性についてのお話しをさせて頂きたいと思います。

マゼランとはどんな人物か?

フェルディナンド・マゼランはヨーロッパからインドネシアのモルッカ諸島への西回りでの渡航ルート発見を目指して旅立ったポルトガル人航海者で、 1522年に艦隊を率いて世界一周を達成しています。
しかしマゼランは航海中の1521年にフィリピンで戦死しているため、実際はスペインへ帰還した時、既にこの世にはいなかったことになります。
そのため個人的には目的を成し遂げられなかったことになるわけなのですが、世界一周航海を達成した艦隊のことを人々が「マゼランの艦隊」と呼んでいたことから「世界一周を達成した人物といえばマゼラン」というイメージが私達の間に付いているのです。

【スパイスと歴史】マゼランが世界一周で残した功績

マゼランが航海をしたのはスパイスのため

マゼランが航海をしたのはスパイスのため

マゼランが西回りにモルッカ諸島を目指したのは、実は世界一周をしたかったからではありません。

16世紀、当時のヨーロッパはスパイスが育ちにくい気候にあったため、それまでヨーロッパ人は東回りにモルッカ諸島へと船で向かい、スパイスを買って戻ってきていました。
しかしそんな中でスペインは東洋貿易の拠点を持っていなかったため「西回りにインドへ向かう航路を発見することができれば、より簡単にスパイスを持ち帰ることができるのでは?」と考えるようになります。
そこでスペイン国王が探検隊の指揮官として任命したのがマゼランでした。
スペインから艦隊を預けられたマゼランは、1519年8月に戦艦5隻と280人の乗組員を率いてスペインのセビリアを出発することになります。

マゼランが目指したモルッカ諸島とは?

インドネシアの海に分布しているモルッカ諸島は別名「香料諸島」と呼ばれており、そこではナツメグクローブなど価値の高い香辛料が古代ローマの時代から生産されていました。

そんな豊富な資源が採れることから、モルッカ諸島へは航海技術の発展した中世以降、ヨーロッパ諸国が度々それを求めてやってくることになります。

ちなみにモルッカ諸島を経由して帰国したマゼランの艦隊(正確には帰国できたのは1隻のみ)には約1トンものスパイスが積まれていました。
当時のスパイスは同じ重さの金に相当する価値があったため、持ち帰ったスパイスによる利益はこの航海に費やした投資金額をはるかに上回るほどのものだったといわれています。

マゼランとマゼラン艦隊の功績

マゼランが残した功績は非常に大きく、新しい貿易路が開拓されたことでヨーロッパ諸国はスパイスがより手に入りやすくなったため、それまで薬用や肉の保存用としてのみ使われていたのが、だんだんと食文化にもスパイスを取り入れるようになっていきます。
またマゼラン艦隊が世界を一周したことは、同時に「地球球体説」の証明にも繋がっています。

これらの実績がどれだけ大きいものかということは「マゼラン海峡」「マゼランペンギン」「マゼラン星雲」など、多くのものがマゼランの名にちなんで付けられていることからも分かるのではないでしょうか。
このようにマゼランはスパイスの、そして人類の歴史を語る上で欠かせない人物となっているのです。

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