2016/02/17 スパイスの魅力
ピンクペパーはほんのりと甘く、わずかな酸味と渋さが特徴。スパイスのなかでもひときわ香りが弱いと言われるほど繊細です。なぜ、ほかのコショウと違い、辛味や刺激的な香りがないのでしょうか。
じつは、厳密に言うとピンクペパーは、コショウではありません。南アメリカで産まれたこのウルシ科の植物は、見た目がコショウに似ていることから名づけられましたが、まったく違う物なのです。
お料理の彩りを添えるのがピンクペパーの上手な使い方。お料理の味を邪魔せず、目で見るだけでもおいしい赤色のスパイスだから、いつもの食卓がグッと華やかになります。
たとえば、ピンクペパーは、サラダやマリネ、カルパッチョに使うのがおすすめ。自作ドレッシングのアクセントに加えるのもよいかもしれません。ほかにも、ステーキと一緒に添えるのも人気です。ただし、加熱すると色が落ちてしまうので、最後の盛り付けのときに使うとよいでしょう。
いつものお料理に華やかな彩りを添えるピンクペパー。「ちょっと食卓にカラフルさが足りないな」と思ったときは、ぜひとも利用してみてください。
スパイスの王様「コショウ(ペパー)」のなかでも、ちょっと存在感が薄いのがピンクペパー。でも、使い方次第ではお料理の味をグッと引き立てるスパイスになります。今回は、ピンクペパーの味の秘密と、上手な使い方をご紹介します。