2017/02/16 スパイスとイベント
2月14日の聖バレンタインデー(St Valentine’s day)は、世界各地で祝われますが、本来はカップルが愛を誓う日として食事をしたり、お互いにプレゼントを渡すのが基本です。
そもそもバレンタインデーは、主にカトリックのキリスト教の地域で記念日として発展し、その歴史はローマ帝国の時代にまでさかのぼります。当時ローマ皇帝により兵士たちの婚姻は禁止されていたといい、そんな彼らを憐れんで皇帝に内緒で結婚式をあげさせていたのがキリスト教司祭のヴァレンティヌスだったと言われています。最後まで皇帝の命に背いたヴァレンティヌスは最終的に処刑されることになり、その日が2月14日だったことと彼の名前に由来し、転じて恋人たちための記念日になったと言われています。
キリスト教国家ではない日本では、愛情を示すという意味合いは持ちつつも、女性が男性にチョコレートを渡すという独自の形で発展したバレンタインデー。意中の相手に対する想い、また、日頃お世話になっている相手への感謝など、こだわりのチョコレートでしっかり気持ちを伝えたいもの。そこでおすすめしたいのが、大人のセンスが光るスパイス入りチョコレートです。
お菓子作りにもよく使われるスパイスは、チョコレートとの相性も抜群。基本的にどんなスパイスも合うと言われていますが、チョコレートの特徴に合わせてスパイスの種類や量を調節するのがポイントです。
例えば、カカオ72%のダークチョコレートにブラックペパーを合わせると、ピリッと辛口な大人のチョコレートに仕上がり、甘い物が苦手な男性にもおすすめ。ちなみに、ピンクペパーはホワイトチョコレートと好相性です。
普通に甘い物が好きな相手には、カカオ54%のチョコレートにシナモンやバニラでスパイスを効かせてみましょう。エキゾチックな味わいに仕上げるなら、カルダモン、ナツメグ、クローブ、コリアンダー、特にカルダモンはリッチな味わいが加わり、ワンランク上のチョコレートに仕上がります。スッキリした爽快感をプラスするならミントがおすすめです。
また、スパイスと共にオレンジピールやレモンピールをプラスすれば、さらに味に奥行きが出ます。
スパイス入りチョコレートの醍醐味は、何と言っても折り重なった味の層を楽しめるところにあります。食べた瞬間はチョコレートの味が舌を支配しつつも、徐々にスパイスの香りと風味が鼻の奥と舌を刺激し、チョコレートの風味と重なり合っていきます。さらに、数種類のスパイスをブレンドすれば、食べているうちに味と香りが何層にも移り変わっていきます。つまり、舌の肥えたグルメな相手に最も効果的とも言えるチョコレートなのです。
また、「手作りはハードルが高い」という方でも、選び方でセンスの良さをアピールできるのがスパイス入りチョコレートの魅力です。相手の好みをしっかりリサーチして吟味したチョコレートはきっと喜んでもらえるでしょう。
スパイス物語に登場したスパイスを購入したい方はこちらから
バレンタインデーの季節がやってきました。渡す相手や想いはそれぞれだと思いますが、せっかくチョコレートを渡すならセンスの良さをアピールしたいものです。そこで、今回はワンランク上の大人の女性をアピールできるスパイス入りチョコレートのお話をしたいと思います。