2018/12/13
スパイスをお料理で上手に使いこなすために必要な知識が2つあります。
1つは、知らないスパイスに出会っても「推測して使える力」を持つための知識。
もう1つは、「このスパイスはこの食材と合う!」といった、適合食材などの暗記しておくと良い知識です。
世界中に700はあると言われているスパイスを、1つ1つ勉強して使いこなすことは到底できませんよね?!一般的に日本で流通している50-60種類のスパイスでさえ、全てを手にとって勉強するなんて、気が遠くなってしまいます。
そこで大切なのが、知らないスパイスに出会っても推測して使える力なのです。
この、推測して使うために大切な知識が「LESSON 1」、「LESSON 2」、「LESSON 3」、「LESSON 4」でご紹介した「スパイスのグルーピング」という考え方です。
同じグループのスパイスは同じような使い方ができるという特徴を持っています。グループの中には誰でも1つや2つ、馴染み深いスパイスがあるはずです。
知らないスパイスに出会ったら、まずどのグループに所属するかを判断して、そのグループの中の馴染みの深いスパイスと「同じような使い方をしてみたらどうだろう?」と推測する訳です。
このことについては「LESSON 5」にもまとめて記載してあります。ぜひもう1度読んでみてください。
今日ご紹介したいのは、スパイスをお料理で使う上で、知識として暗記していてほしい適合食材です。
「LESSON 14」でBBQミックスの配合を決める際に、脇役としてセレクトするのは、食材に合わせて選ぶ香味のスパイスでした。
「この食材には、このスパイスが合う!」というのは、知識として持っていると良いものです。
もちろん、スパイスに慣れてくると、自分で考えてセレクトすることもできますが、やはりその下地として、一般的に言われている「適合食材」は覚えておくと良いのです!
これからご紹介するものは、もう理屈抜きの暗記なので、説明なしに記載します。
ぜひ覚えて、実際に使ってみてください。
暗記が苦手な方は、代表料理から考えると、案外さらりっと覚えることができます。
例えば「ソーセージ」のセージはスパイスの「セージ」を意味しています。ですから豚肉に合うのは「セージ」。こんな風な解説がつくと、すぐに覚えられますよね。
また、ビアバーなどでベイクドポテトを注文すると、ローズマリーが添えてあります。「ローズマリーポテト」というメニューになっているかもしれません。
ローズマリーはジャガイモのホクホクとした臭みをとってくれる役割をするので、こうしたメニューが存在するのです。
ジャガイモといえば、「ローズマリー」。
こんな風に関連付けていけば、案外簡単に記憶にとめることができるはずです。
ブレンドスパイス研究所|スパイスコーディネーター
植物の種や葉、果実、蕾などを乾燥させたスパイスを調合していると、その複雑な香味が知らない国やそこに暮らす人々を感じさせてくれます。
スパイスは異国とわたしを繋げてくれる『特別なアイテム』であると同時に、わたしをメンテナンスしてくれる『癒しのアイテム』でもあります。
「スパイス」を通して皆さんと繋がり、皆さんも新しい何かにワクワクできたら!そんな思いを込めて、スパイスセミナーをはじめとした、スパイスに関わる様々なお仕事をさせて頂いています。
あなたの暮らしにスパイスを
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