使いきれずに眠らせているスパイス、それが『休眠スパイス』。
先月は1位と2位のシナモンとナツメグにブラックペパーを調合して、日々のお料理に使える『肉用ブレンド』の作り方と、そぼろ丼のレシピをご紹介しました。
3位のサフランは、パエリアかブイヤベースを作るために購入してみたものの、手の込んだ料理は頻繁には作らないので、そのまま眠ってしまったのかな?と想像しましたが、サフランは食材をレモン色に染める色味のスパイスです。
余ってしまうくらいなら、レモン色に染めたいと思う食材に気軽に使ってみましょう。
サフランの香りは独特なので、香味にパンチのあるお料理の時に使うのがオススメです。

炊飯ジャーにお米(2-3合)とお水をセットし、小さじ1/10程度のサフランを入れ10分ほど色味を抽出してから炊き出します。
スイッチONする前にかき混ぜて、色味を全体にまわしましょう。
ワインビネガーの瓶の中に小さじ1/10程度のサフランを入れると、ワインビネガーが綺麗に染まります。サフランの芳香は魚や貝料理とよく合うので、マリネやカルパッチョなどに利用してみてください。
サフランは水溶性で水にしか溶け出さないことも覚えておいてくださいね!(参照「LESSON 2」)
シナモン、ナツメグ、サフランに次ぐ休眠スパイス第4位は、カレーに使われるコリアンダー。
カレーの主要スパイスではありますが、コリアンダー単体を手にしてみると、多くの方が途方に暮れてしまいそうな控え目な香味のスパイスです。
そう、コリアンダーは決して主役にしてはいけないスパイスなのです!

「LESSON 27」でも少しふれましたが、コリアンダーの1番の役割は、他のスパイスと食材との調和を促す調整役です。
ですから、クミンなどの個性の強いスパイスと一緒に使うか、スパイスを3種類以上混ぜて使う時にプラスして調整役をお願いするのが、コリアンダーの良さを活かした使い方になります。
たくさん使ってお料理をコリアンダー風味にするようなことは、コリアンダーさんも決して望んでいませんので、脇役としてキャスティングしてあげてくださいね。
魚や肉をスパイスでマリネすると、臭みがやわらぐことは皆さんもご存知だと思いますが、たいていは臭みが消える代わりにスパイスの香味がつきますよね?!
例えば、ポン酢やごまだれなどをつけて食べたい場合は、臭みは消えてほしいですがスパイスの香味は不要です。
そんな時がコリアンダーの出番です。
グリルしてもよし、蒸しても美味しい鶏肉の下ごしらえにコリアンダーを使ってみましょう。
コリアンダーは素材の香味を邪魔せずに臭みを消してくれる名人なのです。

❶ ポリ袋にヨーグルトを入れ鶏肉以外の材料を全て混ぜ合わせる
❷ 皮にフォークなどで穴を開け、軽く叩いて筋切りをした鶏肉を❶に漬け込む
❸ 30分以上、できれば3時間〜1日程度、冷蔵庫で寝かせる
❹ ヨーグルトを綺麗に拭き取りフライパンかグリルで焼く。または蒸す。
❺ 肉に火が通ったら出来上がり。醤油など和風のソースで頂きます。
ブレンドスパイス研究所|スパイス調合家
植物の種や葉、果実、蕾……
乾燥させたスパイスを調合していると、知らない国や、そこに暮らす人々の日常が、香りにのって私のもとに運ばれてきます。
異国と私を繋ぐ「特別なアイテム」であり、自身をメンテナンスする「癒しのアイテム」でもあるスパイス。
その魅力を通して皆さんと繋がり、新しい何かにワクワクするきっかけをお届けしたい...そんな思いを込めて、スパイスセミナーをはじめ、様々な活動をしています。あなたの暮らしにスパイスを
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