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SPICE LESSONスパイスレッスン

SPICE LESSON 27ミイラの保存に使われていた!クミンシード

2019/12/12

カレーなどのインド料理によく使われる「クミン」。実は原産地はインドではなく、エジプトなんです。

紀元前4000年前までは、王や高貴な人はミイラとして保存されていましたが、ミイラを作る時に使用されていたのが、スパイスの「クミン」と「アニス」、そして「マジョラム」だったと言われています。

そんな用途から進化を遂げた「クミン」は、今ではインド料理に限らず、世界各国の料理で使われています。

チリコンカンやワカモレサラダ(アボガドのディップ)などに使うメキシコのミックススパイス「チリパウダー」の主要スパイスも「クミン」なんです!

クミンを上手に使うテクニック!

「クミン」は、まさにカレーそのものの香味がするので、「あっ!カレーの香り!!」と、最初はワクワクするのですが、だんだんと苦いような渋いような香りが鼻についてくるのが特徴です。

多くの文献などでは、この香りを「ナンキン虫用の・・・」と例えたりしています。
ナンキン虫ですよ!!

こんなことから、「クミン」はできるだけ単体で使用せず、他のスパイスとブレンドして使うことをオススメしています。
独特の強い芳香を調和させてくれるお供のスパイスが必要なんですね。

その役割をしてくれるのが、カレー粉の主要スパイスでもある「コリアンダーシード」なんです。

「クミン」を使う時には、必ず「コリアンダーシード」を少しで良いので混ぜてあげると、全体的に香味がマイルドになります。
あるいは、ブラックペパーなどでもOKです。

例えば「焼きそば」を作る時、クミンとコリアンダーそしてブラックペパーのパウダーをブレンドして、豚肉にまぶし、10分ほどおきます。

少量の油か、料理酒などを一緒にふっておくと、よりスパイスが馴染みます。

後は、いつもの通りに焼きそばを作るだけで、カレー風味の焼きそばが出来上がります。

作っている途中の焼きそばに、クミンや他のスパイスを振りかけても問題はありませんが、元々スパイスは、魚肉等の臭みを消すために発展したものです。

お料理の中に魚肉類がある場合は、下ごしらえの時に魚肉にスパイスを振りかけ、マリネしてから調理していく方が、素材の美味しさを引き出すと共に、スパイスの粉っぽさを緩和することができます。

いつものメニューにプラスするだけ!
カレー風味を出してくれるクミンシード

クミンは、日本人の「お家ご飯」には非常にマッチしやすいスパイスでもあります。
いつも作っているメニューに加えるだけで、皆んなが大好きなカレー風味になるからです。

焼きそばの他に、ハンバーグやポテトサラダ、野菜炒め、ソーセージやミートソースなどにもマッチします。

また、ヨーロッパでは「クミンチーズ」というクミンが練りこまれたチーズもあるので、チーズにクミンシード(原型のまま)を少しトッピングして食べるもよし、トマトとの相性も良いので、トマトのカプレーゼなどの香味付けとして使うのも美味しいです。

しっかりと火で調理するものは「パウダー」を、前菜のような冷製のものには、基本的には「クミンシード(原型)」を使うことをオススメしています。

カレーの香りは馴染みが深く、つい、振りかけて使いたくなるかもしれませんが、香味が非常に強いので、出来るだけ下ごしらえの時に使い、油と一緒によく火を通して調理してください。

カプレーゼなどは少し例外になりますが、ポテトサラダなどの冷製のメニューに使う場合は、ごく少量を脂分と一緒によく混ぜて使いましょう。

マヨネーズにクミンを混ぜて、それをマッシュしたポテトや野菜全体に混ぜ合わせるのがポイントです!


執筆者紹介

IKU

スパイスコーディネーター

「身体の声を聴く」がモットー。
20数年に渡るYOGA的ライフスタイルの中で「美容や健康をおいしく安全にサポートしてくれる万能なアイテム」として、スパイスや漢方食材の可能性に開眼。

2011年よりセルフメンテナンス・ドット・ビズを立ち上げ、企業や自治体主催のセミナーなどで企画・講師を務める。
実践的な活用法が人気のスパイスセミナーの参加者は年間200人を超える。

日本漢方養生学協会認定:漢方上級スタイリスト/養生薬膳アドバイザー
スパイスコーディネーター協会認定:スパイスコーディネーターマスター
YOGA インストラクター

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