2018/09/13
ようやく残暑もやわらぎ、嬉しい実りの季節がやってきます! 昼と夜の気温差がだんだんと大きくなるこれからが「夏バテ」を感じる時。しっかりと食べて体力をつけなくてはいけない季節なのですが、夏の不調に引きずられて食欲が低下したままの人も多いはず・・・。
真夏に激辛カレーを食べたくなるのは、唐辛子の辛さで汗が吹き出して、食べた後に何だかシャッキリとした気分になるからですよね?!
しかも唐辛子は辛いだけでなく、さっぱりとした柑橘系の香りも持っています。
栄養価の高いものはコッテリとしていることが多いですが、食欲がない時にはなかなか喉を通りません。
でもこの唐辛子の辛さと柑橘系の香りが加わると、コッテリが少しサッパリに変わって、案外ペロッと食べられてしまうのです。
辛いスパイスには、単純に辛いという刺激だけでなく、こういった香りの作用もあるんです。
夏は激辛カレーでサッパリと汗をかくのが気持ち良いですが、初秋は少し辛味を抑えた優しい味のカレーがオススメです。
カレーはご飯にかけて食べますから、エネルギーの素になる「炭水化物」も摂取することができます。メインの具材にはお肉やお魚、卵やシーフードと、どんな具材もマッチします。
カレーライスはそもそも色々な食材がたくさん詰まったワンプレート。そこに香り豊かなスパイスが加わることで、私たちの食欲がグンッとそそられるのです!
香りと食欲というのは繋がっていて「なんだかあまり食欲がないな」という時にでも、カレーの香りを嗅ぐと、なぜかお腹がすいてくるから不思議です。
夏に食べたい食材、例えばウナギやレバー、ラム肉、カツオやイワシなどは、どれをとっても臭みが強いのが特徴です。
スパイスは西洋諸国で食材の臭みを消すために発展してきたものですから、これらの食材にスパイスを掛け合わせることで、食材の臭みをやわらげ、コッテリ感を美味しさへと変えてくれるのです。
食材の臭みをやわらげて、素材の美味しさを引き出すことこそがスパイスの得意技なのです!!
素材の臭みがなくなれば、より食べやすくなるので、無理なく美味しく食べられます。
元気のない時こそ、沢山の魚や肉、野菜を入れて、スパイスと一緒にカレーを煮込んでみてください!きっとできあがる頃には、お腹がすいてくるはずです。市販のカレールーに小さじ1杯のガラムマサラを加えるだけでも、美味しさがアップします!
カレーに使われているスパイスは3種類から10種類。「ガラムマサラ」というミックススパイスです。ここにカレーの黄色い色味を出す「ターメリック」が加わるとお馴染みの「カレー粉」になります。
日本では「カレー粉」の方が有名ですが、買うなら断然「ガラムマサラ」単品がオススメです。カレーに使いたい時は「ターメリック」を混ぜて使えば良く、唐揚げやチャーハンなど、香味をカレー味にしたい場合は、「ガラムマサラ」だけを使えば良いからです。
「カレー粉」に含まれている「ターメリック」は非常に土臭い香りがあり、どんな料理も黄色に染めてしまいます。黄色くしたくない時や、ドレッシングなどの冷製のものをカレー風味にしたい時には、ターメリックの色味と土臭さが邪魔になりますね!
カレーのように黄色味を出したい時だけ「ガラムマサラ」に「ターメリック」をプラスするのがオススメの使い方です。
ブレンドスパイス研究所|スパイスコーディネーター
植物の種や葉、果実、蕾などを乾燥させたスパイスを調合していると、その複雑な香味が知らない国やそこに暮らす人々を感じさせてくれます。
スパイスは異国とわたしを繋げてくれる『特別なアイテム』であると同時に、わたしをメンテナンスしてくれる『癒しのアイテム』でもあります。
「スパイス」を通して皆さんと繋がり、皆さんも新しい何かにワクワクできたら!そんな思いを込めて、スパイスセミナーをはじめとした、スパイスに関わる様々なお仕事をさせて頂いています。
あなたの暮らしにスパイスを
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